不妊検査について 

避妊せずに夫婦生活を営み、一年経過しても赤ちゃんができなければ、基本的不妊検査を受けてみましょう。

 

♦ 夫婦検査の流れ

  • 月経の2、3日目に卵巣及び排卵に関するホルモンの検査を行います(FSH、LH、E2、Prolactin、TSH、Testosterone、AMH、CA125)。
  • 月経の8、9日目に子宮卵管造影検査(HSG)を行います。X線による透視を行いながら子宮口から造影剤を注入し、子宮の形を見たり、卵管が閉塞していないかを調べたりする検査を行います。
  • 月経が順調な方は排卵予測日にご来、(目安としては、月経が28~35日周期の場合、月経開始後14日頃)超音波検査で子宮筋腫や卵巣嚢腫の有無を確認します、排卵日が確定するなら、その日に夫婦生活を営みます。
  • 夫婦生活後、ご主人様には3~5日間の禁欲をしていただき、ご来院精液検査を行います。

個人の状態により、子宮鏡や腹腔鏡で検査或いは手術することをお勧めします。

 

♦ 超音波検査

超音波検査には、経腹超音波診断と経膣超音波診断の二種類あります。

経腹超音波検査は、尿をたくさん膀胱に溜めた状態で行います、広範囲の検査が可能ですが、より詳しく病巣の観察をするのは難しいと考えられます。

経膣超音波は、排尿後に行います。プローブの可動範囲が狭くて観察範囲が骨盤腔内深部に限られますが、子宮や卵巣に異常がないか、より詳しく病巣の観察ができるため、検査精度も高いです。

排卵誘発のたびに、卵胞の数や大きさと子宮内膜の厚さをチェックするため、経膣超音波で計測します。特に排卵時期には、集中的に検査します。

 

♦ 子宮卵管造影検査(HSG)

子宮卵管造影検査(HSG)は子宮口(子宮頸管)から造影剤を子宮腔に注入し、レントゲン写真に取ることで、造影剤が卵管采から腹腔内に拡散している様子を調べるという検査です。検査結果から、卵管の通過性や子宮内腔の形態やほかの異常などが診断できます。

卵管の通過性を調べる検査を受けられる時期は月経周期の8~10日目頃に、月経が終わってから排卵が起こるまでの間に行います。

 

♦ 精液検査

不妊原因のうち、男性側の先天性と後天性によるものが約40%を占めます、女性側とほぼ同じ発生率となっています。そのため、早い妊娠を希望されるのであれば、ご夫婦揃って基本的な不妊検査を受けてみましょう。

精液検査前には、3~5日間の禁欲を必要としています、(これ以上間隔をあけると、精子の運動率が低下します。)病院の採精室にてマスターべーションで専用容器に採取し(自宅で採精したものを届けてもらうことも可能です、その場合は、人肌に触れた状態で1時間以内にお届け下さい。)、精液の状態(精液量、精子濃度、運動率、抗精子抗体(MAR Test)、正常な形態の精子検査(Kruger`s stain)など)を調べます。